無けいれん性電気療法(ECT)外来

無けいれん性電気療法は、精神疾患や一部の神経疾患に対して行われる、安全で有効な治療法のひとつです。
頭部を電気で刺激することで、脳の中で電気的な発作性神経活動が一過性に起こり、
その結果として脳の機能が回復していくと考えられています。
無けいれん性電気療法は約80年の歴史があり、アメリカでは年間約10万人が治療を受けています。
日本においても2015年の全国の精神科医療機関を対象としたアンケート調査によれば、
回答のあった半数弱の医療機関において累計4,200以上、4万件以上行われていました。
当院でも2023年度は計1,017件、2024年度は計1,130件、2025年度は計1,475件行っており、
習熟した精神科医、麻酔科医、看護師のもと安全に実施できる体制を整えております。


対象者

?うつ病、躁病、統合失調症、緊張病、疼痛性疾患、強迫性障害、パーキンソン病 等
 
※実施に関しての詳細は主治医に確認してください。
※心筋梗塞等の心疾患、器質性脳疾患、治療抵抗性の高血圧等の併存疾患がある場合
 無けいれん性電気療法を行えない場合があります。



副作用等

健忘、徐脈?頻脈?血圧上昇、遷延性の発作、歯科的合併症、頭痛?筋肉痛 等
 
※実施後に予期せぬ合併症が生じた場合、安全のため入院となる場合があります。



当院外来での流れ

①外来診察にて無けいれん性電気療法の日程を決定、予約取得
 各種事前検査(血液検査?レントゲン等)
 無けいれん性電気療法の説明、同意書等の記入
②歯科外来の受診(初回実施日当日になる可能性もあります)
③予約日にご来院いただき、無けいれん性電気療法を実施(週1~3回程度)
④実施後は経過観察のため病棟にてしばらくお休みいただき、
 麻酔医の診察後問題なければ会計?ご帰宅となります
※詳細なスケジュールは予約決定後に改めて看護師よりご説明いたします。




費用について

通常の診察と同様、健康保険をお使いいただけます。(自立支援医療制度をお使いの方は対象となります)
医療費とは別に、実施時に着用いただく病衣代が実費でかかります。
162円(税込み)/1日(外部の業者とのご契約が必要となります)
また、実施時に着用いただくおむつをご本人様でご準備いただき、お持ちいただきます。




受診方法

?当院にすでにおかかりの方???外来主治医に無けいれん性電気療法をご希望の旨ご相談ください
?当院初診の方???当院総合サポートセンターへご相談いただき一般精神科外来初診におかかりの上、
          担当医にご相談ください
?医療機関の方???当院総合サポートセンターへお問い合わせください